2009年12月23日水曜日

ここが百姓出発の地

上田に確保できたハウスは、ここ何年かビニルを張ることなく利用されていました。今の状態では、アプローチ部分が狭く、トラクターを内部に入れることが困難な状態なので、パイプの一部を取り除いてます。今後は並行して、ハウスの修繕、補強のための資材を手配し、骨組みを固めようと思っています。
作業は、何とか1月中には終わらせて、次のステップへと進んでいかなければ、あっという間に春が来てしまいますから。

2009年12月20日日曜日

就農前基礎研修への提言

さて、おじちゃんが9ヶ月間受講した「就農準備研修(里親前基礎研修)」は、長野県内への就農を希望する方を対象に、栽培技術、経営管理を習得するための研修です。長野県のホームページを見ると

■研修は、農業大学校の講義の聴講、ほ場での実習、農家研修、アグリターン農業研修等により就農に必要な技術・知識を学ぶ方法で行います。
■個人ごとの研修プログラムについては、研修開始前に専任の就農コーディネーターが受講生と相談の上決定し、研修の進捗状況に合わせて受講生と相談の上プログラムの見直しを行います。
■研修プログラムは個人ごとに異なりますので、農業大学校の学生と農大の講義・実習を中心としたプログラム、農家での実務研修を中心としたプログラム等、就農を希望する方の希望に応じて様々な組み合わせが可能です。
■研修期間中は、専任の就農コーディネーターが候補地への訪問、地元農業改良普及センター、市町村等との連絡調整を行い就農に向けた支援を行います。

と明示されています。
大変身勝手ではありますが、9ヶ月の経験の中でおじちゃんなりの意見を2つほど申し上げたいと思います。

(1)長野県の農業を知る機会が少ない

長野県の面積は広く、高低差も大きく、地域による天候も変わってきます。これらを含め諸条件によって、またその他の事情もあり、各地域の農業の特徴も大きく異なるとともに受け入れる側(自治体、JA、地域など)の新規就農者受け入れ意欲も一様ではありません。しかしながら、小諸を拠点として研修を行うため、かなり努力をしないと周辺地域(東信)以外の情報を入手することは難しい印象をぬぐえません。また、学校の関係者の皆様も諸般の事情より学校周辺地域に造詣の深い方々が多く、他地域の情報を多く持ちえていないように感じました。
結果として、今年の研修生のうちIターンの方のほとんどが東信地域に就農する予定ですし、これまでもその傾向が強いのではないかとの印象があります。これでは県の事業であるものの、結果は偏ったモノとなっているとの指摘があっても然るべきと思います。また、研修生にとっても選択肢を多くもてないと言えるでしょう。
是非とも、各地域の生きた情報と接する機会を設けてもらい、広く県内全体への就農に向けた選択肢の提供がなされる機会が得られるようになればと思います。

(2)農業体験となっていなかったか

今年行った稲作を例にすると、田植えはアグリターン研修と一緒だったということもありますが、手植えでした。しかし、独立した際に手植えをするというのは、観光用に実施することを念頭に置いたものでない限り、あまりにも非現実的です。田植え以外にも、半世紀ほどタイムスリップしたような作業をしたものがいくつかありました。今年に限っていえば、研修生が8名いたこともあり、非現実的な作業をプログラムとして実施しても可能であったかもしれません。
是非とも実際の『営農』を意識した経験の場が提供されるものであってほしいものです。たとえ当該作業に用いる機械の手配がつかない、もしくは手配できても作業単位が小さく研修としては非効率、取扱う品数が複数あり多岐の機材が必要になる等不都合があったとしても研修内容は実際の営農を意識したものとしていただければよいと思います。

就農前基礎研修の修了


12月18日に修了式が行われ、おじちゃんも無事修了証書を頂きました。振り返れば4月からの9ヶ月間に、多岐にわたる実習、講座を経て、少しは百姓になるための術を伝えていただきました。これも県、学校、先輩農家の方々の支えがあって出来たことかと思います。
本当にありがとうございました。
とはいえ、これからようやくスタートラインについたところです。おじちゃんは、これから上田市に拠点を移し、里親研修にステージを移し、傍らでキュウリ生産を軸に事業を進める計画です。そのためにも、生活の場、生産拠点の確保と整備を進めなければなりません。

少々の期待とあまたの不安

おじちゃん自身と家族のためにも、やはりずくだして行かなければなりません。皆さんにも『百姓ごまおじちゃん』への変身過程?を随時報告したいと思います。

2009年12月6日日曜日

資格取得週間(後半)

後半戦はバックホーをはじめとした整地・掘削等の車両系資格です。フォークリフト同様、既に大型特殊自動車免許をもっているため、一部講義・実技が免除されます。
バックホーは、これまで取得してきた資格とは異なり丸いハンドルがありません。四つのレバーにより操ります。二つは、走行に使われるクローラ用、残る二つがバケットやアームなどの操作用です。
まるでリアルなゲームのような感覚に陥りそうですが、安全第一に取り組まなければなりません。
昨日の雨でぬかるむ足元でしたが、おじちゃんもずくだして真剣に取り組みました。

前後半戦共全員合格(パチパチ)で終わることが出来ました。寒い中お付き合い頂いた多数の先生方に感謝です。

2009年12月2日水曜日

資格取得週間

今週は、就農に当たって有ると便利な資格取得です。
前半戦はフォークリフトです。おじちゃんをはじめ皆既に大型特殊自動車免許をもっているため、一部講義・実技が免除されます。
フォークもこれまでの農機具同様安全第一です。しかも、重量がある荷の持ち運びですから力の作用の理解やフォーク自身の構造、関連法規等学生時代に戻った気分でずくだしました。
運転も自動車とは異なり後輪で操向するのとハンドル操作を左手で行うことから感覚を掴むのが大変です。ずくなしに済ますわけには出来ません(?)。
しかも、各々終了毎に試験があり、緊張気味に進められましたが、無事合格となりました。まずはひとつクリア。さて明日からは…