2010年2月25日木曜日

春を越えた・・・

裾のビニルを張り切りました。ハウスの周囲に溝を掘るところは先日のブログでお伝えしましたが、これが思ったより大変なことになりました。

まず、想像以上に石を含む土壌であったこと。山の斜面を切り開いた圃場なんで石が多いことは想定していたのですが、その量は想定以上でした。結果として、シャベルひとつがお釈迦になってしまいました。 なんてことやろう。このシャベルは、柄の部分から金属製の一見頑丈そうなものだったんです。それが見事に柄の部分が『ポキッ』と折れてしまいました。それほど大きな石が地中浅いところからそこら中に広がっていたんです。今後、トラクターで耕うんする際にトラクターの刃を痛めてしまわないか心配です。

次に山側斜面からの出水です。ビニルを張るために掘った溝が、満水になるほど。あらかじめ水が出ることは予想していましたが、その量と共に粘土質の土壌とがあいまってなかなか排水が出来ない状態になってしまうんです。排水用の溝を作らなければならないし、ハウス内の低い部分にも水が染み出る始末。今後、キュウリ定植後の散水に当たって地下水位をどのようにして把握していけるのか、かなり心配です。病気の原因になるんでねぇ。

そんなこんなであっても作業をとめるわけになりません。
なんとか、ぐるり一周し、防草シートをかませて土を埋め戻しました。そして、入口部分の肩ビニルを張り始めることが出来ました。

2010年2月18日木曜日

ビニル張り開始

朝から快晴の下、いよいよハウスのビニルを張る作業の開始です。

ビニルは、大きく分けると三種類のモノを張る予定です。屋根にかける最も大きなモノ、側面に張る開閉可能なモノ、そしてハウスの最も下になる裾にあたる部分のモノになります。

作業の開始は、裾部分からで、まず地面にビニルを埋め込む溝を掘るところから。だいたい30センチ程度の深さの溝をハウスに沿ってぐるり一周(約100メートル)掘る作業は、鈍りきったおじちゃんの身体にはえらいもんです。オリンピック選手に負けんようにずくが必須!

明日の筋肉痛を考えずにガンガンやりますわ!

2010年2月15日月曜日

朝から雪が

昨日の快晴が嘘のよう。布団の中でごそごそしている頃から降り始め、昨日の暖かさで雪が溶けた道路の上が小一時間ほどで欝すらと白くなりました。
いつもならおじちゃんの仕事場から見える上田の市街地は、雪の中。側の高速道路を走るクルマも何となく寒そうに肩を震わせ駆け抜けていくようです。
サラリーマン癖かこんな雪の中では、作業も出来るはず無いのですが、仕事場に来てしまいました。雪が小止みになる時間も予想されているんでそれまでは狭い軽トラの車内で読書とします。

2010年2月14日日曜日

Iターン就農の先輩

今日は、久しぶりにすっきりとした日になりました。

おじちゃんの仕事場である圃場からは、雲に浮かぶ美ヶ原高原、雲の下に広がる青木村の扇状地地帯などがくっきり見えました。あまりにもすっきりした天気は、太陽の光を上からだけでなく、まだ解けきってへん雪面を反射しておじちゃんを照らし続けました。おかげで、お酒を飲んだ後かと間違うくらい顔がほてっしもた。

この気持ちいい天気の夕刻、Iターン新規就農の先輩が冷やかしに来てくれました。先輩は、一昨年からはじめられたばかり。そんなもんで、おじちゃんは立ち上げの際の苦労をはじめ、これからの不安や疑問について色々と相談に乗ってもらいました。

ここ上田でキュウリ生産者には、おじちゃんのほか4名のIターン新規就農された方がいるので、大変心強いところです。おじちゃんも先輩方に負けないようにずくださんといかんです。

2010年2月13日土曜日

一歩前進、錆止め終わり!

寒いんで結構ペンキの粘性が高くなってしもうて、作業が順調に進ませるわけにいきませんでした。しかも、雪が降る日あり、家族の行事あり、毎日々々作業というわけにもいかへんかったんですが、今日でやっとのこと錆止めペンキ塗り作業が終わりました。

実は、今朝携帯で調べた天気予報では、雪が舞うなんて予報はあらへんかったんですが、午後に1時間ほど雪雲発生、降雪のため作業中断しました。とはいえ、とはいえ、これもすべて織り込み済みやったんで、この間、軽トラ内に避難して晴耕雪読です。

因みに利用したペンキは、アサヒペンの特殊な強力防錆剤の働きでサビドメ効果 を発揮するので、サビ面の上からそのまま塗ってもOKな油性鉄さび用です。これは、昨年の先進農家研修で体験したサビ取り作業の手間が、えらい大変なものであるとの印象が強かったことから、これを何とか省いて作業効率を上げて塗装せないかんということで、ちくっとお高い塗料ではありましたが利用させてもらいました。
長持ちしたら、これからも使わせてもらいたいと思います。


さて、明日からは、足りないと指摘されたパイプの取り付け、ビニルの取り付けになります。地際のビニルを張るには、地面を掘らないかんのですが、寒くて凍ってるんで、掘れるかなぁ・・・

2010年2月4日木曜日

作業に没頭すると・・・

ここんところ、部屋⇔圃場、部屋⇔温泉の行き来をするだけでの生活です。当たり前の話ですが、おじちゃんは今単身赴任状態ですから部屋には一人しかいません。仕事場である圃場も然りでおじちゃん一人。下手すれば1日起きている間に喋る言葉は、ほんまにちょっとだけになってしまいます。これは、組織で仕事をしてきた人間にとっては、劇的な変化です。

こんな状況でお会いする方の平均年齢も、ちくっとオーバーかもしれんけんど、後期高齢者です。圃場や近所の方でおじちゃんより若いとお見受けできる方は、両手両足どころか、片手で終わるかも知れへんという笑えん現実。

ここ上田は、長野県内でも長野、松本に次ぐような大都市です。そんな場所でも・・・。もちろんおじちゃんの生活圏は、上田市の中心部から遠く離れたところにありますから、特殊事情であるといえば、そのとおりなんかもしれません。

でもうれしいのは、会う方が皆元気なことです。おじちゃんも負けてられません。

ちなみに今日お話した人は、農協のお姉さんと温泉の受付のおんちゃんのお二人で、若い方々でした。

2010年2月3日水曜日

研修会参加

埼玉・吉見にあるときわ研究場へキュウリ部会主催の研修会へ出かけました。
ときわ社と上田のキュウリは古くから付き合いがあるようで、一時は全ての生産者がときわ社からキュウリ遺伝子の供給を受けていたこともあったそうです。
研修会では、銘柄毎の栽培特徴のみならず一般的な栽培手法まで幅広く教授していただきました。今まで教わってきたことが頭の中で整理されたと同時に、新しい情報も提供されましたので、少しばかり頭でっかちになりました。あんまり頭でっかちになりすぎても、・・・。本当は、体が動かなければならないんやけどね。

2010年2月1日月曜日

ビニルの採寸

ハウスを被覆するビニルの採寸をJAに依頼し、先ほど担当の方が来られました。
採寸の間に、ハウスの位置する周辺の一般的天候の傾向、補強すべきパイプの位置、アンカー設置の方法など色々とアドバイスを受けました。
おじちゃんが、これまで建てたハウスは僅か。しかも独力で建てたものはありません(今のハウスも修繕してるだけですから…)。不安だらけだったので大変心強い!ありがとうございました。

そうこうしていたら、おやつの時間から雪になりました。今日の作業はこれまでかな。