2010年4月28日水曜日

Magazine!

たんぼ近くに開設した『ごまおじちゃん's cafe』です。cafeの中では、出荷作業、休憩、備蓄などが提供?されます。勿論、皆様がおじちゃんの応援に来ていただいた場合には、このcafeでゆっくりくつろいで頂けるようにしたいと思います。
cafeでサーブするステキなメニューのアイデアお待ちしてますわん。

2010年4月27日火曜日

遂にこの時が来ましたぁ

いやはや、昨年12月にこの場所で仕事を開始したとき、この時が来るのがなかなか想像できませんでした。十数年も使用されてへんかったパイプの点検・整備、ビニルの貼り付け、耕うん、畝たて、アーチの設置等々。

そして、今日、遂にキュウリ苗の定植に至りました。午後から雨も降り始めたもんの、寒さに凍えるほどではありませんでしたが、まだまだこういう天候では肌寒さを感じる空気の中、キュウリたちとの旅の始まりです。

初めて定植したキュウリは、久留米原種育成会さんの「フレスコ100」を120本弱です。栽培が、容易でない品種のようですが、がむしゃらにいくしかありませんね。ちょっと株間が小さく計画してしまったために、必要以上に苗を購入し、経費がかかることになってしまったのは後の祭り。今後の勉強材料とせないけません。

さて、この段になって、懸念材料が新たに出てきました。今後栽培に利用する用水のpHが、やたら高かったこと。先日入手したpH計の数値は、なんとpH7.6を示していました。キュウリは、どちらかというと酸性気味に育てる方が良いとされてます。

おいおい、これやったらすぐに病気が出てしまうやんか。明日以降も頻繁に計測してみないけませんな。

2010年4月26日月曜日

明日いよいよ

散水パイプの試運転もそこそこに済ませ、ベッドをひと通り湿らすことができました。

金曜日に納入されたキュウリの苗達も週末の強い霜や昨晩の零下も乗り越え、今日の日差しを心地良さそうに浴びています。

水利組合の方も水門を開けてくれたようで、先刻までとは比較にならない程の水が水路に溢れています。

準備は、整ったかな?いよいよですな。

まぁ、まだ全体の二割ほどにもならない数だし…。肩肘張らずにいきまっか!

2010年4月24日土曜日

霜にも負けず、暑さにも負けず、湿気にも負けず・・・

約700坪の田んぼに必要な苗は、苗箱にして60枚。先日の朝、組合より納品を受けました。納品された苗は、芽だしされた状態です。つまり、消毒、培土、播種、発芽までは組合にお願いをして、なから1cmに育った苗たちが詰まった箱で受け取るというものです。

利点としては、安いこと。もう、田植えをすればよい状態である中苗で納入を受けるのと比較すると、大体半分程度になります。
欠点としては、これから田植えまで毎日水や温度・湿度の管理をしなければならないこと。おちおちと遊びに行くことが出来ません。

おじちゃんの圃場周辺の農家の方々は、、ご自身で消毒から始められる方もおられるし、小さい面積では中苗の状態で購入される方もおられるし様々です。

納品された苗を先日こしらえた苗代に並べます。初めて陽の光を浴びる苗たちはまだ葉緑素の働きが弱いため、白っぽいですね。並べた苗の上に保温用のシートを敷いて、その上にトンネルを掛けて作業完了。5月下旬の田植え目指した管理の開始です。

ずくだして、めげずに、収穫を夢見て!

2010年4月19日月曜日

今度はお米

これまでの圃場に加え、おじちゃんはもう一箇所、圃場を手当てできることになりました。ここでは、キュウリのほかお米をやります。つまり、田んぼです。

昨年、農業大学校でも経験しましたが、おじちゃん一人でやるとなるとこれは当たり前のことですが初めて。最近の冷涼な天候による野菜等の高騰が、テレビのニュースをにぎわしていますが、今売られているものだけでなく、これから仕込むモノもこの天候が、その出来に非常に大きなカギを握ることになります。

だからといってゆっくり暖かくなるのを待つことも出来ないおじちゃんは、今日苗代を作りました。でも、これでいいのか「う~ん」と悩んでいたら、地主さんが来られ、いろいろとアドバイスをいただきました。おじちゃんが苦しく唸っているのをどこかで見ていてくれたのでしょうか。ウルトラマンのように見えました。心強い!

2010年4月17日土曜日

ちょっとだけ、前が見えてきた・・・

4月末には、第1回目のキュウリ苗の納入を受ける予定です。それまでに圃場を整えるために今までずくだして準備して来ました。

しかし、今年の冬は、春が来たはずやのになかなか気温が上がらへんし、おまけに雪が積もるわで、ほんま大丈夫なんやろか心配が積み重なっていくばかり。例年、上田のある東信地域は、黄金週間辺りで最後の霜がくるんで、それをどのように凌ごうか考える以前の天候ですよ、これは・・・。

今日も作業を進めるハウスの中は、屋根に積もった雪で薄暗い状態です。おじちゃんは、何とか早く雪を溶かしたろうと思って、お昼前から射してきたお天道さんの暖かさをハウス一杯に溜め込んだところ、35度近くにまで上がってくれました。でも、中での作業は大変ですわ。

ずくを出した甲斐があってか、第1回目の苗を定植する圃場は、キュウリネットも張りあがり、苗を待つばかりとなりました。ふぅ

2010年4月15日木曜日

明日はお金のなる場所作り

昨日の散水パイプに続いて、マルチ張り、そしてキュウリネットを張るため、つまりはキュウリが『うようよなる場所!』を支えるアーチを組みました。

組んだアーチは、全部で100組を超える数になったんですが、ここまでの数を畑の中に突き刺していくと、まぁ腰が痛くなるわ、腹筋も痛くなるわで、いやぁわやです。どなたかマッサージチェアでもくれへんかなぁと思うおじちゃんです。

このアーチは、オスとメスがあって、各々をくっつけて一組にするんやね。ところが、おじちゃんの圃場ではキュウリを10年以上栽培してへんかったんで、アーチはこの期間ず~っと風雨にさらされていたわけ。オス・メスを組み合わせるまではえぇんやけど、畝にあわせて刺し込むときにちょっとでも力を加えると、くっつけてある部分がポキッと折れてしまいおるんです。アーチは、この圃場にあったものの他、JA指導員の協力もあって130組近くの数を用意したんですが、最後に手元に残ったのは10組ほど。つまりは20近いアーチがあかんようになってしもたわけでした。

そんなこんなあるものの、コンビニの売れ残りのように簡単に捨てるわけにはいきません。出ていくもんを減らさんと農業で黒字は見えませんから。

2010年4月14日水曜日

畝作りの最中

耕うんの後は、散水用のパイプを畝上に並べ、その上にマルチ(ビニル)を張り、キュウリネット用のアーチを組むんです。(奥のハウスは既に組みあがってます。)

マルチは、寒い上田の地でキュウリを栽培するため、ハウスの暖かい中でも、さらに少しでも地温を上げて、キュウリの生育にとってよりよい状態を長く保てるようにするため、そして雑草が生い茂るのを防ぐためのものです。今回、おじちゃんは緑色のものを使用しますが、このほか、透明、黒、白、銀等多種多彩なマルチがあります。便利になってます。

この調子で突き進んできますよ~

そして再度耕うんです

荒起こしが終わって、さらに細かく砕土するためにトラクターです。せっかくだから、作業中のごまおじちゃんの視野をご一緒しましょう。

オレンジのラバーがついているレバーは、アクセルです。もちろん足にもアクセルがあるのですが、圃場には凸凹がたくさんあるので、一定のアクセル回転数に保つためのアクセルレバーがトラクターには手元に用意されているのです。

2010年4月1日木曜日

荒起こし

研修先の里親には、疑問が出るたびに相談に赴くわけですが、先日一喝されてしまいました。

おじちゃんは、4月下旬にキュウリの定植を考えてるんですが、あまりにも作業が遅すぎ、定植が間に合わないんではないのかということです。げげっ。

つまりは、有機物を土になじませるには、1ヶ月は必要やのに、まだまだそんな状況になっていない!

そう叱咤され、ずくだしてこの2日間で肥料等散布のほか、ハウス内周縁部の雑草防除などを済ませて、いよいよ明日トラクターを使って畑を起こすぞぉ、準備しとったんです。

そしたら、下からなにやらエンジン音が。エイプリルフールかと疑いましたが、確かにトラクターがやってきます。研修先の里親が、気を利かせて一日早くトラクターを準備してくれたんです。本当に涙。さらにIターン就農の先輩も顔を出して、応援をくださいました。周りの方の暖かさに本当涙がこぼれそうです。

今日4月1日、ついにおじちゃんの圃場が起こされました。栽培開始まで残りわずか・・・

硫安に見える不思議

圃場に施肥いたしました。有機物等合計で1300kg程度の重量が、おじちゃんの腰にのしかかりました。今も腰がイタヒ。

以前に実施した土壌診断結果に基づいて施肥をすることにしたんですが、三大要素でいうリン酸(P)とカリ(K)は、もう施肥の必要性がないくらい土壌に残留しとったんで、窒素(N)だけが必要やったわけです。窒素の施用と一言で言うてもいくつか対象となる肥料があります。例えば、硫安、石灰窒素、リン酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝安、硝酸加里、硝酸石灰、尿素などなど。おじちゃんは、この中から硫安を選択しました。その理由は、相対的に安価、pHが低い、入手が容易やったからです。なお必要量は、20kgの袋にして7袋になりました。

購入は、圃場への途上にあるコメリ真田店。こちらでは898円/袋です。しかし5袋しかありません。そこで、JAへ不足分を購入しに向かいました。最初からJAに行けばええやんと考えられる方もおられるかもしれませんが、おおよそJA扱いの物資は相対的に価格が量販店より高くなります。今回の硫安も案の定、980円/袋でした。

さて、圃場に散布するときに、ふと目を凝らすと 肥料には必ず貼付されている保証表があるのですが・・・・、なんと製造会社は一緒、しかも製造工場まで。そやのに、なんでこんなに価格差が出るのか。

散布してみると、JA扱い品は粒がそろっています。対してコメリ扱い品はあたかもJA扱い品を篩った際に出てくる不整形粒や粉状になったものをかき集めたかのような形状になっています。どうもこれが価格差に現れているんやろか。

はたまた、東亞合成に全農もしくは農水省から天下りされた方がおられるのでしょうか(非常によこしまな考え方?)ちなみに東亞合成は、アロンアルファで有名な会社でした。

いずれにしても、一番大事な窒素の含有量自体は形状に左右されるもんでなく、どっちでも変わりあらへんわけですし、散布の難しさが変わるわけでもありませんので、おじちゃんとしては安価に越したことはありません。
これからどっちで買うことにするか、皆さんお分かりになりますよねぇ