2010年12月12日日曜日

サヨナラ

3月からわずか10ヶ月ばかりですが、お世話になった露地キュウリと田の圃場から、今日すべての荷物を持ち出し、完全撤退となりました。

人と同じように、農地の出会いというのは、時の運なんでしょうかねぇ。水の便や機材の充実、選果場の設置などとても条件の良い圃場だったのですがねぇ。
恋人を愛していても結婚できないこともあるだろうし、結婚してもその後のすれ違いで長続きしないことも。この圃場とおじちゃんの関係は、そんな糸でつながっていたんだろうなぁと今は思えるようになりました。

また、新たな出会いがあることを信じて・・・

2010年12月11日土曜日

問題解決力は農業でも

燃料がエンジンまで揚がらない問題には、今朝から苦しみました。燃料コックの清掃をしても、問題は解決しません。昨晩、「農業機械の簡単メンテナンス」 をよく読み復習しよったんで、やっぱり問題はキャブレターやなと思い、再び慣れた?作業でキャブレターを取り出すことにしました。

簡単メンテナンスで説明されていた通り、再度キャブクリーナーで清掃しましたが、流石に幾度となく清掃してるんでもう汚れはありません。よく各パーツの形状を見ながら組み立てていくと、どうも1箇所気になるところがあります。「フロート」といってキャブレターに入ってくる燃料を一定に保つ部品。この部品の取り付け方がおかしい。よく見ると「ニードルバルブ」という燃料を燃料タンクから供給する弁が、これまでおじちゃんが取り付けていた形では、動きが円滑ではあらへんのに気づきました。ニードルバルブから取っ手のような細い針金が出ているのはなんやろ?フロートと連動せなあかんのやろ、フロートをひっくり返すと、あるやんか、引っ掛けるところが。

どうも組み立て方が適当でなかったんやないやろかという見当をつけ、くみ上げてみました。

ぶうぉ~ん

一発です。「ふいぃ」
やりました。今日の嬉しいことです。3年前に落札したヤンマー君。その時以上に快調に仕事をこなしてくれました。どうです?

これでたな犬さんが、頑張って開拓している耕作放棄地にも、来年稲穂がなびく姿がかすかに見えた気がしました!

2010年12月10日金曜日

やはり止まってしもた

早速、地主様から新たに使っても良いと許可を得た畑でヤンマーくんの仕事開始です。

ん〜なかなかやるやん!
ほんじゃ、ここで記念写真を撮っておこか。パチリ

「ん」
「ん」

あちゃ~動かへん。止めるんやなかった。

よぅ見ると、燃料の供給が、まだスムーズやあらへん。しかもストレーナをあけるとパッキンがボロボロやん。

あちゃぁ

早速近隣のコメリへ向かい、水栓用のパッキンを見つけたんでそれを代用です。(パッケージ裏面の注意書きには「石油・電気薬品・ガス等の器具への使用および直射日光の元手の使用と保存はさけてください。」と書かれています)

いやぁ、時間が流れるのが早よすぎる。週末はコドモの顔を見れそうにあらへんなあ。

2010年12月9日木曜日

復活するかぁ

先日まで千葉で農家研修をしていたきっしーさんが、キュウリの不出来に落ち込むおじちゃんの励ましに来てくれました。ありがとう。

これを機会に、おじちゃん所有の農業機械を活きかいらせようと思ぅて、埃をかぶってた小型管理機を引っ張り出してきました。まだ、埼玉県農業公社の主催する就農予備校に通い、農業に転職しようか迷っていた頃にヤフオクで手に入れたヤンマーの機械です。

まずは、ここ上田で新規就農者の支援をしてくれているJAの農機センター方から教えてもらったとおり、キャブレターの掃除です。動かなくなった農機の原因の過半は、このキャブレターの不具合。そういえばその昔、オートバイを乗ってはいたもののキャブレターの掃除などしたことはなかったなぁ。それどころか、機械を分解するなんて・・・。でも、百姓になったらこの程度のことは自分で出来るようにならんといけません。

《1日目》
朝から、燃料タンク、エアクリーナーをはずし、キャブレターを引っ張り出す頃にはもうお昼。そして、あ~でもない、こ~でもないとぶつぶつ独り言をつぶやきながら、キャブを分解したら、もう夕方になっていました。薄ら寒くなる中、キャブクリーナーをぶっ掛けて、こびりついた燃料を溶かし、拭いてやると、まぁ見事にメタル特有の鈍い光がよみがえります。これはもしかして・・・期待大!

《2日目》
きっしー参戦。
再度、キャブレターを引っ張り出します。既に1回やってることなんでお茶の子さいさいや!
改めて、キャブレターをきれいにして、エンジンオイルを交換(真っ黒なオイルが出てきました)、ギヤオイルを挿して、いざスターターロープを引っ張ること数十回。ブルルルル~ン。やった!!!
と、喜んだのも束の間、すぐにエンジンが止まってしまいます。何度かこれを繰り返し、やはりキャブレターが問題と再度すっかり慣れたキャブレター清掃。そしていざエンジン始動。
「ん」
「ん」
あかん、ぜんぜんかからへんようになってしもた!

《3日目》
きっしー参戦最終日。
もう一度キャブレターを引っ張り出し清掃。やっぱりかからへん。困った!
農機センターに電話しても問題はキャブレターだといわれるばかり。そしてもう一度キャブレターをはずし、
「ん」
「ん」
キャブレターから染み出るはずのガソリンが出てきません。なんや、ガソリンがキャブレターまで上がってへんかったという極めて初歩的なエラーやがな。きっしーとキャブレターまで燃料が上がっていくのを確認してエンジンスタート。

よっしゃ~

まだまだ安定した吹き上がりではないものの復活したヤンマー君。今は、セレッソに名前が変わったけど(あっ、これはサッカーの話やね)、基、冬の作業の大黒柱となるか、次回乞うご期待です。

2010年12月6日月曜日

転機が来ないかなぁ

週末、子どもがノロウィルスに罹り、呼び出しがかかったため、作業を切り上げて自宅に戻っていました。良くも悪くも、久しぶりに子どもとゆっくりと時間を過ごすことが出来ました。全く、親父らしいことが出来ずにいたからなぁ。
(かみさんには、頭が上がりません)

そして、たった今、上田の寒く、一人の部屋に戻ってきました。暖かい家庭の中で過ごしたせいか、とてもさびしい気持ちです。
星空がきれいで、天の川も見ることが出来ます。朝は寒そう・・・

2010年12月1日水曜日

冬籠もり準備

寒くなり、朝、水溜まりに氷が張ることが多くなりました。 水道管の破裂防止用電熱線も久しぶりにコンセントに繋げました。

ハウスのビニルを尾根に寄せ集めたのに続き、ビニルを張りつづける予定のハウスに補強用の支柱を設置しました。

単管パイプを新たに購入し、長さを揃えたまでは良かったんやけど、えらいことになりました。
凡そ地面を軽く掘って固定させる計画やったんですが、一本だけ掘るどころか足元に土寄せしなあかんようになってしもたんです。同じ長さにカットしたはずやのになんでやろと思って辺りを見回すと合点。夏に地滑りした部分やったわけです。土砂に押されてパイプ自体が持ち上がっていたゆうことか。

とりあえずハウスの冬支度は終わり。次は農機の始末かな。

そうやけど、 地滑りの場所の工事を市に頼んでんねんけど何時になるんやろか。