2009年5月29日金曜日

初級過程最終日

5月29日は、基礎研修の初級過程最終日です。
予定では、閉講式も組み込まれていたのですが、別の学生さんの研修の都合等で急遽キャンセル。1日まったくフリーになってしまいました。そこで、ごまおじちゃんは、昨日あいさつ回りをした先進農家からのアドバイスを早速実践してみることにしました。
4月に研修生がずくだして建てたパイプハウス内に定植したキュウリの手入れです。腋芽、花芽をすべてピンチしました。このキュウリは、定植後5日間、水を500~1,000mlあげましたが、その後10日程度何もあげなかったものです。ピンチした後は、畝間が水浸しになるくらいに水をあげました。久しぶりの水分をどのように思ってくれたでしょうか。
(水をあげていなかった間も、勿論毎日葉の様子、土壌水分量はチェックしていましたので、枯れた株はまったくありません)
週末も水をあげたいところだけど、家族も待っている、幸い天気も良くなさそうだし、家に戻ることにします。キュウリ君よ!ずくだしてくれぇ

2009年5月28日木曜日

研修先へあいさつ回り

28日午後は、6月から始まる先進農家研修の研修先へ挨拶に伺いました。まずは、研修先地域を担当する農業改良普及センターへ出かけ担当の担い手担当係長の方にご挨拶。その後、研修先農家へ向かいました。
ごまおじちゃんの場合、昨年9月に就農候補地域の自治体等にいろいろと相談に乗っていただいて以来、今年の1月、2月そして研修開始直前に研修先地域や農業改良普及センター、農協、そして研修先農家の方ともお話を進めてきていたので、今回は改めてお願いに伺うことになったしだいです。
同じ地域では、研修なかまのオグッちゃんも研修に入るので心強いところです。

いよいよ来週から農家研修。ずくらねばっ

えっ、ところで何を作るのかって?それはおいおい・・・

水田除草剤を撒きました

28日は、生憎の雨となりましたが、22日に行った水田の雑草を抑えるために除草剤の散布を行いました。
最近の除草剤は、多様な剤型のものが開発されているようです。今回はその中から「ジャンボ剤」と呼ばれるものを施用します。ジャンボ剤は、オブラートのようなものに入った粒剤を水田に投げ入れ、水によって包みが溶解された粒剤が拡散し、効果を発揮するのだそうです。便利!

2009年5月26日火曜日

リンゴの摘果


26日午後は、リンゴ(王林)の摘果です。王林の場合、開花からおおよそ2~3週間以内に行わないと品質が落ちるということでした。それが5月中であることから、研修生総動員で摘果作業のお手伝い。


通常リンゴの場合、1花を中心の4~5花でひとつの群となっているそうです。中心の1花(中心果)が最初に開花することから、一般的には中心果が大きくなるので、この実を残して脇の実は摘果してしまい、実を大きくしてあげるのです。

しかし、今年はその時期に遅霜が来たため、落ちているものが多かったようです。天気には勝てませんね。


ところで、夕刻某放送局が、タンザニアから長野にお嫁さんに来られた方を主人公にした番組を放映していました。タンザニアではこんな摘果作業などないそうです。大学校の先生もブラジルなどのリンゴ産地でも大玉が市場で好まれないところではこのような作業をしないとか。

大玉を望まなければ、日本のリンゴも安くなるかもしれませんね。しかし農家としては収入が少なくなるし。なんだか複雑です。

サツマイモの定植


26日午前中はサツマイモ(ベニアズマ)の定植となりました。約300本の苗を8人の研修生で植えてゆきます。作業前に『節ごとに根が出てその根が芋になるから、できるだけ節を地中に入れるように。覆土は2cm程度でよい』旨の説明を受け、いざ作業に・・・・
ポイントは、マルチから熱風が出てくるのを抑えるためマルチの穴の部分にも覆土すること、葉がマルチにくっつかないように立たせる(敷き藁をします)ことです。
いざやってみると中腰で移動して行くのが大変。とはいえわずかな本数(単純平均1人あたり37.5本)ですからこの後に響くようなことはありませんでしたが・・・

9月中旬に掘り起こします。本当にしんどいのは掘り起こすとき。相手は地中に眠っているわけですから(涙)そんときには、ずくらなければ

2009年5月22日金曜日

バンカープランツとなりうるか


22日の夕刻、ふと目をハウスの脇にやると、なんだかカメムシがたかっている草がありました。まだ日が高いうちから交尾らしき行動をとっているものもいます(笑)。実の形から何かマメ科の植物だとは思うのですが、ここに集まっています。もしかしてバンカープランツになるかもしれないから、今後も観察を続けたいと思います。

田植え


今日22日はアグリターン農業研修(詳細は農大のHPを見てね)の皆さんと田植えです。しかも、人数が多いので手植えでやっています。
田植機の有り難さを実感出来ますが、その割に販売価格が低迷している現状を考えると生産者だけでなく、消費者からの変化もあって良いのかとも思った次第です。
おっと、休憩も終わりなので、またずくらねば。

2009年5月21日木曜日

初物

タケノコが出ました!農大農場の初物。思わず生のままガブッと頂戴しました。えぐみはないものの、ちょっと喉に刺激が…。
竹やぶの竹を圃場内の資材として使うとため、そして竹林の拡大をとめるため、サラリーマン時代に失った体力増強のため、朝の日課として竹を切っています。
日当たりが良くなった(笑)竹林に訪れるたけのこの季節。これからが楽しみです。

2009年5月19日火曜日

接ぎ木苗


昨日(5月18日)は、キュウリの苗を仕立てる作業です。
苗には、自根苗(つまりは種からそのまま育てるもの)と接ぎ木苗があります。自根苗のいいところは、その品種そのものの味の詰まった実を得ることができます。しかしながら、連続して同じ場所で植え続けると病気等の発症、害虫の発生、土地の劣化が顕著になります。そこで食べたい作物を育てるために、病気や害虫に強い品種を土に接する部分でつなぎ(台木とする)苗に仕立てるのです。
キュウリの場合、台木はカボチャを主として使います。各々の形成層(中学校の理科で習いましたね)を併せて、ひとつの樹にしてしまいます。
本日の接ぎ木法は「呼び接ぎ」。もっとも簡単な方法だそうです。
しかしやってみると大変です。接ぐ材料であるキュウリとカボチャは播種後10日程度のもの。主枝の太さは5ミリメートルになるかならないかで、その3割程度に切れ目を入れて重ね合わせるのです。油断すれば、切れ目は主枝全体をザクッときってしまいます。慎重に切れ目を入れて、重ね合わせる作業が続きます。
接いだ苗は、接いだ部分が乾かないように保護してやる必要があります。農大では培養室なるものがありここでしばし保管。2週間程度したら、今日の作業結果が出ます。ほんまにうまいこといってんやろか、すぐに結果が出ないのがいらだたしいところです。

2009年5月17日日曜日

いよいよ

いつもなら、週末は自宅に戻る生活をしていますが、今週は残って作業です。
プログラムのひとつとして研修生が建てたパイプハウス(また建てた時の苦労話は別の機会に)内に各々の小さな圃場を頂きました。その圃場を仕立てるためです。
今まで露地での経験はありますから軽く考えてましたが、いやはや1日仕事になってしまいました。情けない…
苦労したのは、キュウリネットの養生です。どれ程のテンションが良いのか、下(上)はどのあたりにしたら良いのか等々。
定植したのは、キュウリ18本、トマト4本。無事に収穫できたら、農大の小さな売店に並べられる予定です。買ってもらえるようなキュウリつくらんと。
ずくらねば

2009年5月13日水曜日

開花しました


これは、何の花だかわかりますか?ピントがボケているので判らないかなぁ。
(09年5月19日にピントの合ってる写真に変えました。)


おじちゃんも初めて見るのですが、これ「行者にんにく」の花です。昨日から咲き始めました。


今から、作物概論の授業です。おっと、ベルが鳴った。ずくらねば…

2009年5月11日月曜日

草刈機の安全使用

今日は、初めて草刈機を使いました。農業を始めると、農業用水の保守管理や田んぼなどをはじめとした圃場の畦の草刈りなどがあり、草刈機の使用は避けて通れません。

しかし、誤った使用をすると自分自身のみならず他人を傷つけることになりかねません。

そこで、研修の中で体得してしまおうと言うわけです。

勉強してみると、多くの方が、あまり気軽な使い方をしているのに驚かされます。わずかな準備だけなのですが…

で、実際に機械を動かしてみるとこれが実に大変な作業です。音、振動、石、凹凸、缶などなどに気をつけるだけでなく如何に効率的に刈り上げてくか。

結局、仲間の中で一番ビリの栄冠を頂きました。ずくだして練習せんといかん!

2009年5月4日月曜日

研修日記のコーナーができました

長野県農業大学校のホームページに「就農準備研修(里親前基礎研修)」を含む研修日記がアップされました。 農業を志す人必見(笑)です。

http://www.pref.nagano.jp/xnousei/noudai/kensyu/kensyu-nikki.htm

同じ研修の仲間オグッちゃんがブログを開設しました。

http://ameblo.jp/avro-victor/

2009年5月1日金曜日

長野の自然を楽しむ?!

5月1日の午後は、せっかく長野県において住むことになるのだからと「長野県の自然を楽しむ」ための講義がありました。

学校近くの御代田町にお住まいになられる、ちり あくたさんとちりさんの奥様を講師に迎え、身近な山菜の紹介やその調理法について教えていただくことになりました。ちりさんは、しょうゆ漬け、味噌漬けなど基本6種類(これ以上は企業秘密としましょう:笑)の調理方法と保存方法、学校近辺を実際に歩きながら山菜等の見分け方などを講義していただきました。

単に山歩きを楽しむための知識では、将来の足しにならないので、ごまおじちゃんも必死にメモです。

ちりさんからは
「トライアンドエラーをたくさんやること、そしてその中から良いものを選び出すこと」
との温かい言葉をもらいました。

「よっしゃ、これで小遣い稼ぎぐらいはできるやろ」

でも、よく考えたらまだ私にはツクシ、スギナ、ヨモギくらいしかわからないんですね。
いえいえ、世の中ではヨモギを主産品としている方もおられますので馬鹿にしてはいけません。

でも、これではせっかくの長野県の自然を活用したトライアンドエラーもできません。
なので、素直に伺いました。

「ちりさんは、どのようにして山菜等の目利きができるようになりましたか?」

ちりさん:「図鑑片手に歩き回りました」

やっぱり地道な努力があってこそなのですね。
ずくださんといかん。