2010年10月28日木曜日

うれしいお便り

お米を依頼された方に、はがきを一枚添えてるんですが、昨日初めてそのいくつかが舞い戻ってきました。

「とっても甘く、とても美味しくて、2杯も食べてしまいました」

よかったぁ、ずくだした甲斐があったなぁ。
直接送っているから、消費者の声が直接届くっていうのは、うれしいなぁ。キュウリは、ほぼ全量JAを通じて出荷していたから、どこで売られているんか、誰が買ってくれたんかわからへんのやね。そんなことやし、この声は、沈んでいた心が一気に温かくなりました。一方で、

「ずっと依頼し続けることは困難です。送料分だけスーパーや生協で買うより高くつくから 」

と厳しいお言葉も。こういう声も、やはり直接お届けできているから返ってくる声でうれしいです。特に今年は、お米を取り巻く環境はとても厳しいです。このような声が聞こえてくると、1年生百姓のおじちゃんも背筋がピンとなります。このような、お気持ちになる方にも、手にとってもらえるようなものを作らなければあかんのです。

その他、メールや営業部隊を通じ、

あまりに美味しいので、その1週間前に買ってしまった5キロ米(これも新米なんですけどね)は食べる気にならずすっかり後回しで、まごころ米をせっせと頂いています。」

「 米粒が少し小さいかな」


といったお声もいただきました。
届けてくださった皆さん、ありがとうございました。

2010年10月27日水曜日

雪が降りました

ここ上田の北部には、ラグビー合宿のメッカ「菅平」があります。昨晩の寒波で菅平に初冠雪です。さぶっ。

田んぼの作業で延び延びになっていた露地キュウリ畑の処理を寒風吹く中、ようやくやることが出来ました。散水用のパイプを片付け、堆肥を撒き、仕上げは耕うん。

あぁ、この程度の作業は、段取り力を高めてもっと 素早く終わらせないといけませんね。

2010年10月25日月曜日

脱穀作業完了・・・「ふぅ」

ようやく脱穀作業が完全に終わりました。

脱穀作業の「完全」完了としたんですが、脱穀自体は16日に既に終わってました。ただ、後に残ったはぜ掛けに使用した材料の片付けと脱穀後の藁束の処理に時間が掛かったためなんやね。いやぁ、やっぱり一人っきりでやる農作業はとても効率が悪いですわ。加えて、子どもが調子悪くなって、自宅へ戻ったり、雨降ってしもて作業を進められんかったりと、更に効率が低下。あきませんなぁ。

さて、初年度の収量は、30俵にわずかに足らなんかった程度になり、長野県内の平均収量並みに持っていくことが出来ました。1年目にしては、よう出来たんかなと思います。

しかも、田植えに使用した苗の量は、用意した苗の半分程度しか使わんかったけど、そういう少なかった割に良くできたと思います。これは、苗と苗の間が、一般的な定植感覚より広かったおかげで、お天道様の力を一つ一つの苗が一杯受けることが出来たからかもしれません。美味しいお米になったと思います。

来年も期待できるかなぁ

そして、今年の一番の反省というか来年への課題でもある、マンパワーの強化策をこれから練らんとしょうがないでしょうね。

どなたか、共同で作業してみようと思う方はいますか?

2010年10月15日金曜日

脱穀作業継続中にして配達開始!

ほんまは、脱穀もさっさと進めなあかんのでしょうが、雨や農機の手配など、なかなか思ったとおりに進めることが出来へんのがおじちゃんの段取り力の無さなんやろうか。

おじちゃんの田んぼでは、6日から脱穀を開始したんですが、7日は急遽脱穀機が別の田んぼのお仕事に出張、8日はやっと1日中作業! しかし、9日は早朝のわずかばかりの晴れ間に作業をした後に雨。この雨、翌日早朝まで雨が降り続き、 応援に来てくれたケロちゃん夫婦とみどり子ちゃんご一行に夕方デモンストレーション程度にほんの少しだけ。11日からはまたまた脱穀機が別の田んぼに出張、そこで故障・・・。ありゃまぁ、なかなかうまいこといきませんね。

こんなんやったら農機を自分で持たんといかんなぁと思いはするんやけど、あまりに高くて、貧乏なおじちゃんではねぇ、とほほ。

お米は、日本人の主食でありながら、生産者から出荷する際の販売単価は下落の一途です。消費者の皆さんにとっては、美味しくて安いお米が買えるのはとても良いことですよね。生産者のおじちゃんにとってはねぇ。
今年の作況指数は、長野県で99といわれています。しかし、夏の酷暑で穂の充実が良くなく、米粒が小さいのに加え、乳白色ににごったお米が多い傾向にあります。加えて、古米(昨年産のお米)の在庫が例年以上に多いのです。一人当たりのお米消費量が落ち込む一方で、しかも人口減少傾向は今後も続きますから、在庫が増える傾向はこれからも続くでしょう。(お米をもっと食べてやぁ!)
こんな状況やからJAを通じて出荷すると、1等米で1俵(60kg)あたり1万円ちょっとにしかなりません。ちょっとでも乳白色のお米が混ざると2等米にランクが下げられてしまい、1俵当たり1万円を切れてしまいます。
おじちゃんの田んぼは、面積2反強です。上田周辺では1反あたり10俵程度といわれています。例えば22俵取れたとして、すべて1等米でも22万円です。これでは、田んぼに必要な農機(トラクター、田植え機、稲刈り機、脱穀機、溝掘り機・・・)はいつごろそろえることが出来るんやろか。とほほ。

あまり、悲観的になっても仕方ないんで、既に脱穀したお米を精米してもらいました。6俵ばかりの籾を持ち込んだら、60kgの玄米と200kgの白米になってかえってきました。精米所のおじさんから、『よく出来ている』とお褒めの言葉をもろうて、やっと前向きな気持ちに!

これで美味しいお米を皆さんのお手許に届けることが出来そうです。
新米は、含水量が多いので、いつもより水を少なくして炊いて、美味しいご飯を食べてくださいね。

2010年10月6日水曜日

はぜ掛けしたお米のその後…

今日、ハーベスター(脱穀機)を借りてきました。ディーゼルエンジンを積んだおも~い奴です。勇姿は、また別の機会に。

脱穀の前に、米の水分量を計測しなければなりません。あまりに水分が多すぎると保存に影響を与えるからです。まぁ、これにも基準があって、特に長野県産米としてJAを通じ出荷する場合、今年から14.5%を目標に干さなければなりません。(昨年までは15%やった)

そこで、近くの営農センターに比較的条件の悪い北向きに干されていたお米を持ち込みました。計測の結果、15.7%。おじちゃんの場合、JAのように大量に在庫を抱えるわけでもないので、これで十分と営農指導員にアドバイスをもらいました。

あいにく、日曜日の天気予報では、降水確率60%です(信頼度はまだ「C:確度がやや低い予報」ですが)。そろそろ、作業を始めることとしましょうか。

そや、今日はあまりよろしくない情報を得ました。上田周辺では、例年より1割程度収穫量が少ないようです。米粒が小さいんやて。ふぅ~