2010年10月15日金曜日

脱穀作業継続中にして配達開始!

ほんまは、脱穀もさっさと進めなあかんのでしょうが、雨や農機の手配など、なかなか思ったとおりに進めることが出来へんのがおじちゃんの段取り力の無さなんやろうか。

おじちゃんの田んぼでは、6日から脱穀を開始したんですが、7日は急遽脱穀機が別の田んぼのお仕事に出張、8日はやっと1日中作業! しかし、9日は早朝のわずかばかりの晴れ間に作業をした後に雨。この雨、翌日早朝まで雨が降り続き、 応援に来てくれたケロちゃん夫婦とみどり子ちゃんご一行に夕方デモンストレーション程度にほんの少しだけ。11日からはまたまた脱穀機が別の田んぼに出張、そこで故障・・・。ありゃまぁ、なかなかうまいこといきませんね。

こんなんやったら農機を自分で持たんといかんなぁと思いはするんやけど、あまりに高くて、貧乏なおじちゃんではねぇ、とほほ。

お米は、日本人の主食でありながら、生産者から出荷する際の販売単価は下落の一途です。消費者の皆さんにとっては、美味しくて安いお米が買えるのはとても良いことですよね。生産者のおじちゃんにとってはねぇ。
今年の作況指数は、長野県で99といわれています。しかし、夏の酷暑で穂の充実が良くなく、米粒が小さいのに加え、乳白色ににごったお米が多い傾向にあります。加えて、古米(昨年産のお米)の在庫が例年以上に多いのです。一人当たりのお米消費量が落ち込む一方で、しかも人口減少傾向は今後も続きますから、在庫が増える傾向はこれからも続くでしょう。(お米をもっと食べてやぁ!)
こんな状況やからJAを通じて出荷すると、1等米で1俵(60kg)あたり1万円ちょっとにしかなりません。ちょっとでも乳白色のお米が混ざると2等米にランクが下げられてしまい、1俵当たり1万円を切れてしまいます。
おじちゃんの田んぼは、面積2反強です。上田周辺では1反あたり10俵程度といわれています。例えば22俵取れたとして、すべて1等米でも22万円です。これでは、田んぼに必要な農機(トラクター、田植え機、稲刈り機、脱穀機、溝掘り機・・・)はいつごろそろえることが出来るんやろか。とほほ。

あまり、悲観的になっても仕方ないんで、既に脱穀したお米を精米してもらいました。6俵ばかりの籾を持ち込んだら、60kgの玄米と200kgの白米になってかえってきました。精米所のおじさんから、『よく出来ている』とお褒めの言葉をもろうて、やっと前向きな気持ちに!

これで美味しいお米を皆さんのお手許に届けることが出来そうです。
新米は、含水量が多いので、いつもより水を少なくして炊いて、美味しいご飯を食べてくださいね。

3 件のコメント:

  1. ゴマおじさん、
    初の新米収穫、おめでとうございます!
    いろいろと困難続きだったのですね。何事も初めてのことなので、山あり谷ありですよー。お米の味は格別であったと思います。

    私も今の職場では毎日精一杯やっているつもりですが、なかなか思うようにいかず、我慢の日々が続いています。自然相手の農業なら尚更思うようにいかないのでしょうけども、ゴマおじさんの奮闘を応援していいます!
    その姿を力に変えて、たな犬も頑張っていきたいと思います★初の新米を味わうのを楽しみにしています。

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  2. ケロことちゅんすけ2010/10/19 7:47:00

    ケロで~す。

    その節は、大変お世話になりました。
    超超超~新米、届いたよ~。
    早速、一家でいただきました。
    お米の一粒一粒がしっかりしていて、つやつやで、「まぢで、まいう~!」と皆感激しておりました。

    それにしても消費者は、生産者の苦労&苦闘に思いを馳せることは少ないでしょう。あのお米が、数々の苦難と障壁を乗り越えてここまでやってきたと思うと、感慨ひとしおでした。

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  3. たな犬さん
    ちゅんすけさん

    コメントありがとさんです。
    苦労をした量の美味しさが、お米には含まれてると思います。是非楽しんでください。
    思ってたよりたくさんのお米に恵まれたんで、皆さんにたくさん食べてもらえるんが嬉しいですネ。

    お米だけやなく、キュウリなどの野菜もこれだけの達成感を早く味わいたいなぁ。ほんまに山あり谷ありやと思いますけど、まだ谷を転げ落ちてる感じで、気持ちは沈んでますわ。

    また、遊びに来てください。
    ちょっと寒くなってきたけど・・・

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